11月のニュースレター

ASAKUSA CULTURE & LIGHTS 2026(10月30日~11月3日)

浅草寺本堂の屋根に巨大な虎が!

https://photos.app.goo.gl/jZPhamVyjsnzLupU8

お寺の屋根が巨大なスクリーンとなって、迫力あるプロジェクションマッピングで浅草寺縁起が映し出されました。
https://www.asakusaculturelights.com/

津軽三味線コンサート

奥浅草に「和ノ家追分」という三味線ライブを提供してくれる小さな民謡酒場があります。

コロナ禍収束直後の2022年冬だったと思います。クウェートからのゲストをこの店にお連れしたことがありました。
そのゲストは津軽三味線の演奏にいたく感動し、店の津軽三味線を借りてディープパープルの “Smoke on the water” を弾き出したのです。店内の空気がガラリと変わり大いに盛り上がりました。

彼はギタリストとのことで、是非津軽三味線を購入し自国に持ち帰りたいと言い出しました。
ところが、クウェートは山も川もない平坦な砂漠の国で、夏の日中は50℃以上、冬の最低気温は5℃という過酷な環境。
木と犬の背皮と絹糸でできた三味線はその乾燥しきった環境に耐えられるはずがありません。プロ仕様は一棹100万円以上もするのです。お店の人と説得し購入を断念させました。すると彼は店の三味線奏者を自国の音楽イベントに招待すると言い残して帰国しました。私たちはもちろん冗談と聞きながし、いつしか忘れてしまいました。

半年後、突然彼から私に連絡がありました。日本のゲームやアニメ音楽のイベントを開くので和ノ家追分の三味線奏者を招待したいとのことでした。アラブ諸国では日本のアニメやゲームが大人気です。当時クウェートでは「進撃の巨人」が上映されたばかりでした。私は日本の文化を紹介する良い機会だと思い協力をすることにしました。彼は和楽器奏者を5名招待するということでした。

私が初めて和ノ家追分で津軽三味線を聴いた時、特に感動し印象に残った2名の津軽三味線奏者がいました。髙森彩花(二代目佐々木光儀)さんと山下靖喬(二代目福居慶大)さんです。お二人とも子供の頃から三味線を習っていて高森さんは津軽三味線全国コンクールにて何度か優勝経験がある和ノ家追分専属津軽三味線奏者、山下さんは津軽三味線全国コンクールにて最年少17歳で優勝した東京藝術大学邦楽科の卒業生で、同級生と結成した和楽器のみのバンド和楽奏団「互」のリーダーです。
私は山下氏に相談し、5名の精鋭メンバーを選んでもらいました。津軽三味線2名、箏、尺八、そして太鼓1名ずつです。

約1年後、彼らは日本の伝統的な曲、人気アニメの曲、アラブの民謡、そして山下氏作曲のオリジナル曲などを準備してクウェートに飛びました。もちろん彼らのコンサートは大成功でした。

左から長谷川将山(尺八)https://shozan-hasegawa.jp/bio/ *藤井風の「へーでもねーよ」の尺八担当しています。 
今泉光(太鼓)http://www.sukeroku-daiko.com/member/、
二代目佐々木光儀(津軽三味線)https://www.shamitsuaoi.com/about、 
二代目福居慶大(津軽三味線)https://yamashitayasutaka.com/profile/、 
石本かおり(箏)https://kaori-koto.com/profile/

日本の伝統楽器・文化を幼い頃から学んできた若い彼らが、これから世界に向けて、未来に向けて何を発信していってくれるのか、楽しみです。

2027年1月17日(日)、赤坂の草月ホールにて山下靖喬氏の二代目福居慶大襲名披露公演「継」が開催されます。
和ノ家追分のメンバーや東京藝大の「互」メンバーなども出演しますので、ご興味のある方はご連絡下さいませ。

コメントを残す